指導者としての資質を高めていくにあたって、必要である知識は?
一番に思い浮かぶ事として、こども達の心理を学問的に解析できる知識が必要ではないかと考えられる。一般的には児童心理学とでも言うものだろうか?先生等の学校教育に携わる立場であれば専門的に勉強もするのであろうが、理系の私にとっては今まで触れた事の無い未知の領域だったりするのでどういう物なのか想像もつかない。しかし、こども達を指導する立場である以上、欠かすことの出来ない知識である事は言うまでも無いはずである。
例えば、練習に対するモチベーションをどう上げればいいのか?という事はいつも考えさせられる。こども達の気持ちを如何に盛り上げて、その気にさせるのか。その技法を知ってるのと知らないのでは、同じ練習メニューでも内容に差が出るのは間違いない。また、トレーニングしていく上で飲み込みの早い子、遅い子が出てきた時、出来ない子に劣等感を持たせない術(すべ)を身に付けておけば、その時は下手でもサッカーを続ける楽しさを持つ子に育てる事ができるはずだ。逆に、優越感を持つこどもに対しても達成感を認識させ、更に上を目指す積極性を与えられる事ができたなら、どんなに素晴らしいだろう。
こども達の意識をうまくリードし最大限の能力を引き出せる様な導き方の答えは、きっと心理学の中にあるのだろう。その場の状況に応じた最善な方法で接してあげた子は、サッカーの個人スキルが伸びるだけでなく、チームスポーツという集団の中での自身の振る舞い方をも身に付けていくのではないだろうか?心に働きかけるアプローチ方法での指導は、組織の中で適切な行動を取れる様にもコントロール出来るだろうし、それは強いては人格形成にも繋がっていくものだと思う。『サッカーは少年を大人にし、大人を紳士にする』の言葉通り、指導者としてこども達の人間性向上を補助できる資質を身に付けておきたい。
※日本サッカー協会指導者ライセンスC級課題にて作成
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